発育段階での機能的予防矯正治療
お子様の歯並びには機能的治療が効果的であると、キャンディス ウエインバーグ医師、
デボラ フィリップス医師は提案します。
お子様の歯に関する習慣で不安に感じられることがあれば、一度受診されることをおすすめします。
ご相談の内容、年齢、成長段階にあった治療をご提案します。

発育段階の歯並び
指しゃぶりが続くと、口呼吸が癖になり、睡眠を妨げ、飲み込む際、指によってできた上下の前歯の空間に
舌をいれる習慣ができてしまったりします。
そういった習慣が、呼吸、嚥下、姿勢やそしゃくにおいての機能障害を起こしている可能性もあります。
悪い習慣に気づく
顎の変形や歯の位置異常を避けるためには、口腔内がバランスよく機能することが重要です。
しかし残念ながら、お子様の中には指しゃぶり、おしゃぶりがなかなか止められず、
口呼吸、歯ぎしりなど知らないうちに悪習慣になってしまうこともあります。
そしてこのような行動が健康な歯の成長を妨げてしまいますので、
できるだけ早い段階で問題に気づくことはとても大切です。
機能的予防矯正とは?
唇、頬、舌などの筋肉に問題がある、また口呼吸や良くない舌の使い方、飲み込み方の癖があると、
顔の輪郭や歯並びに悪影響を及ぼします。
軟部組織(唇、頬、舌)は歯並びを変えてしまうので、正しく機能するよう調整が効果的です。
研究でも、舌と唇の圧力のかかり方で口角と歯列の空間を変えてしまうことが知られています。
従って、歯や顔の成長、全体的なバランスにおいても、舌や頬の機能を正しく整えることは
重要です。
機能的予防矯正治療の利点
● マウスピースを使い、口角と歯列の空間をバランス良く調整します。
● お子様が持っている飲み込み方や呼吸習慣を、口まわりを正しく機能させながら調整します。
● マウスピースを使用することにより、治療期間を短縮します。
● マウスピースを段階的に装着することで、歯列の歪みの再発を防止します。
マウスピースの着用

定期的かつ頻繁にマウスピースを着用することが、効果的な治療結果につながります。
マウスピースの着用時間は、夜間睡眠中、プラス一日二時間(テレビを観る間、ゲーム中など、一日のうち数回にわけて)。
習慣づくよう保護者の方にも目を配って頂き、気長に続けることが大切です。
治療期間
幼児期から大人の歯が正しく定着するまで定期的なチェックが必要です。